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ボージョレ

世界大百科事典 第2版 「ボージョレ」の意味・わかりやすい解説

ボージョレ【Beaujolais】

フランス中東部,ローヌ県北部の地方。中心都市ビルフランシュ・シュル・ソーヌVillefranche‐sur‐Saône(人口2万8881。1982)。ボージョレとは,ボージュの地方またはボージュ伯領を意味する。この地方は10~12世紀にボージュ家の所領であったが,その後アルボン・フォレ家,ブルボン家オルレアン家へと領有権が移り,17世紀のルイ14世治下で伯領が設けられた。 ボージョレ山地が南北に連なり,その東斜面はブドウ酒の産地として名高い。

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世界大百科事典内のボージョレの言及

【ソーヌ[川]】より

…南流する部分は西側のマシフ・サントラルと東側のジュラ山脈に挟まれた幅の広い地溝であり,ソーヌ川沿いの平野ではトウモロコシの栽培が盛んである。西側には1000m内外の標高をもつマコネ,ボージョレの山地が続き,ブルゴーニュ・ワインの特産地として名高い。ソーヌ川に沿うマコンMâconはワインの集散地の一つである。…

【ブドウ酒(葡萄酒)】より

…しかし,地区によっては熟成期間を短くして出荷するものもある。なかでもブルゴーニュ地方のボージョレーの新酒は,仕込んで2ヵ月もたたぬ11月15日に発売解禁となり,多くのフランス人を熱狂させる。 白ワインでは,ブドウを破砕機でつぶして亜硫酸を加えると,すぐ圧搾機にかける。…

※「ボージョレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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